四国集会について 2006/5
五月十三日(土)~十四日(日)は、松山市で、松山聖書集会の主催で、第三十三回 キリスト教(無教会)四国集会が開催されました。今回は、これまでの会場を初めて変更することになり、去年の徳島での四国集会の参加者百五十名あまりの人たち全部に、あらかじめハガキを出して、参加希望するかどうかを問い合わせて会場の宿舎が十分かどうかを検討されました。このような手数のかかることをされたのは、長い三十三年に及ぶ四国集会の歴史でも初めてのことでした。このことをみても今回は特別な労力を注ぎ、祈り、また具体的な準備をなされたのがうかがえます。
実際、今までの松山での四国集会のうち、私は今回の四国集会が最も霊的雰囲気がよかったと感じたし、それから一週間を過ぎてもなお、心の奥にその余韻が残っています。
去年の四国集会で初めて参加された沖縄の方が、去年の集会がよかったからとお姉さんをも同伴して参加されたこと、やはり去年参加された大分の方が、全盲のご夫妻を初めて同伴して参加されたこと、また広島県の北東部からの参加者が、やはり初めての方を同伴して参加されたこと、そしてまた関東地方からも二人の参加者がありました。
それから、去年Aさんが、遠く北海道の旭川から参加されました。そのために、Aさんの数十年前の教え子が、長くキリスト教集会から離れていたのですが、去年の四国集会に参加されていました。そのAさんの教え子の方が、今年もまた松山での四国集会に参加されました。
このように、去年の参加者が新たな人と共に参加され、あるいは長い空白の後に再びキリスト教の集会に参加されるようになる契機を与えられた方、これらは主がこの四国集会を用いて下さっていることを実感させてくれるものです。
神との縦のつながりと、信徒同士の横のつながりは、縦糸、横糸の関係で、その二つが共になかったら布ができないように、キリスト者の本当の生き方は生れないように思われます。
縦の関係が深まれば、おのずから横の信徒同士の関係は深まり、また逆に信徒同士の主にある交流が深められると、互いに学びあっていっそう神との縦の関係も深まります。聖霊による交わりというのが実際に存在することを思いました。
祈り、祈られた四国集会だと感じています。
次に第三十三回 キリスト教(無教会)四国集会の松山聖書集会からの案内文と、プログラムの要約を書いておきます。
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春暖の候、主にある兄弟姉妹のみなさまにはその後、いかがお過ごしですか。松山聖書集会では、今年の四国集会を別紙の要領で開催させて頂くことになりました。会を開くにあたって、私たちの救い主イエス・キリストにあって自由に、神の御名が賛美できればよいと願っております。イエス・キリストにあって、喜び、悲しみを、苦しみ、慰めをそして希望を、聖書を通して語り、お交わりができることを望んでいます。
この世的には、力なく、貧しく、見ばえなく、みすぼらしく無力であっても、そのありのままの姿をもって、神に感謝を、祈りを、願いをもって共にお交わりができることを念願しております。主の御前に心をひとつにして、み言葉をまなび、祈りをともにして、主のご栄光を讃美いたしたく存じます。みなさまの御参加を心よりお待ちいたしております。日々の歩みのなかにみ恵み豊かにとお祈り申し上げます。
「主は近い。何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。
そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」(ピリピ書四・5~7)
○会場 JR松山駅前 スカイホテル
五月十三日(土) 13時開会
開会礼拝 13:10~14:00
聖書講話 「悪人に手向かうな」(マタイ五・38~42)
愛媛 冨永 尚
聖書講話 「一度も聞かされなかったこと」(イザヤ書五十二.13~15) 高知 原 忠徳
信仰感話 Ⅰ 14:10~15:10
「よいサマリヤ人」
岡山 香西 民雄
「エレミヤから私たちへのメッセージ」 福岡 大園 正臣
「信じること、生きること、伝えること」大阪 宮田 咲子
自己紹介 15:30~17:50
夕食・自由時間
小グループ感話会 19:10~20:10
自由感話「福音の受け入れ」20:10~21:00
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早朝祈祷 6:30~7:30
朝食・自由時間
主日礼拝 9:00~9:50
「キリストにある喜びの知らせ」徳島 吉村 孝雄
特別讃美(オルガン演奏、手話讃美、コーラスなど) 9:50~10:20
信仰感話Ⅱ10:30~11:30
「主のまなざしは苦しみの中に注がれて」 徳島 貝出 久美子
「祈りに支えられて」
徳島 熊井 ちづ代
「人知を超えた愛」
高知 甲藤 浩三
閉会礼拝 11:40~12:20
四国外からの参加者の感話
奥津満(広島)、菊池誠(東京)、宮田 博司(大阪)、池辺 秀成(大分)、梅木 龍男(大分)