詩の中から 2007/9
星
伊丹 悦子
ひとつの星を
胸にいだいて生きる
だれに言われたことでもないけれど
しずかに
しずかに
しずかに
だれの心にも
澄んだ かすかなあの声が
聞こえるように
ひとつの星を
胸にいだいて眠る
くらい夜に輝きわたるように
真に美しいもキリストよ
だれのこころの内側にも
宿ってください
夕焼け
貝出 久美子
誰一人として見ていなくても
神様は
見事な夕焼けを天に広げ、
見上げるだれかを待っておられる
(二人とも徳島聖書キリスト集会員)